キングスマン KINGSMAN: THE SECRET SERVICE

「これは映画じゃない」


この興奮が冷めやらぬうちにつらつらと
英国王コリン・ファース主演(と言っていいのか)のスパイアクション映画という下地に把握しきれな程のスパイスをぶち込んだマッサマンカレーのような痛快ぶっ飛びオマージュムービな本作。


スパイといえば秘密道具!万年筆、革靴、ライター、指輪がどこかで見た事あるような武器として男心をくすぐる。防弾兼武器としての傘なんて中二病患った人なら誰もが妄想するし漫画などでもちらほら見たりする。そうわかってはいるのにやっぱ実際に動くと興奮せざるを負えない!!


そして音楽!!R15+納得な教会のシーンではLynyrd SkynyrdのFree birdが流れ次々に天へと旅立っていく。クライマックスでの行進曲威風堂々は直前の緊張感を全て笑いへと昇華させる。


007への敬意を込められたオマージュに限らずシャイニングな母親など正直元ネタの半分以下も気づけていないだろう数々のシーンに圧倒されにやけてしまう。
映画が映画をつくり映画となるパロディ・オマージュ系統の映画とはさらに一線を画したと強く感じた今作品。
ああ、、まだ興奮が冷めない


Lynyrd Skynyrd-Free bird

エルガー作曲  行進曲「威風堂々」第一番

ジャージー・ボーイズ

60年代のポップスグループThe Four Seasonsの半生をオリジナルメンバー4人からの証言をもとに描いた映画。ミュージカルから映画化になったためかラストシーンにはニヤリしつつ感動を覚えてしまう。


とにかく主要キャスト4人の歌声が鳥肌ものでまったく飽きない。The Four Seasonsについては全く知らなかったのですがどこかで聞いたことのある名曲が次から次へと流れ待ったく飽きさせない。
ストーリーの進め方もThe Four Seasonsの名に因んで四季を順番に展開される。
春はThe Four Seasonsの成り立ちを、夏はデビューしていくまでの過程
秋はメンバーの苦悩や苛立ち別れ、そして冬に主人公フランキー・ヴァリにとっての大きな転換を。
季節ごとに4人のメンバーが立ち代りこちらに向かってナレーションをするのも印象的(あくまでメンバーの証言をもとにストーリーを作ったため観客に真実を委ねるためのものでもあるとか)。


幸せになれる映画かと聞かれた個人的にはそうでもなくCan’t Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)が作られるまでなんか悲しみのどん底に落とされた気分。
ただ、最後のラストシーンでは卑怯だと思いつつも温かい気持ちになってしまう。
こてこてのミュージカル映画が苦手な人にもお勧めできる作品ですね。


Can't Take My Eyes off You - Frankie Valli and The 4 Seasons

sherry

スイートプールサイド

モーモールルギャバンが主題歌担当ということで知った映画。
気になっていたが公開当初は地方住みのためレンタル待ちしてようやく鑑賞。


いやーーーーー泣いた(?!)
あらすじは『人にやさしく』で有名子役になった須賀健太くん演じるまだ毛が生え揃っていない男子高校生が刈谷友衣子演じる毛深いスイマー女子高生の毛を剃るというフェティシズム全開の青春映画
毛を剃ることに興奮を覚え次第にエスカレートしていくツルツル坊主須賀くんにひきつつもどこか自分と重なる部分、欲望のはけ口がなく狂っていくお肌ぴちぴち須賀くんを応援する自分。


最後のプールサイドでの二人のやりとりと一級剪定師須賀君の葛藤が胸に突き刺さり涙。
人には薦めづらいし感想を共有したい作品ではないけれどパッケージにドキッとした人にはぜひ見てほしいですね~~


主題歌のLoVe SHouT!もぴったし!!
モーモールルギャバン - LoVe SHouT! 【YouTube限定version】