ジャージー・ボーイズ

60年代のポップスグループThe Four Seasonsの半生をオリジナルメンバー4人からの証言をもとに描いた映画。ミュージカルから映画化になったためかラストシーンにはニヤリしつつ感動を覚えてしまう。


とにかく主要キャスト4人の歌声が鳥肌ものでまったく飽きない。The Four Seasonsについては全く知らなかったのですがどこかで聞いたことのある名曲が次から次へと流れ待ったく飽きさせない。
ストーリーの進め方もThe Four Seasonsの名に因んで四季を順番に展開される。
春はThe Four Seasonsの成り立ちを、夏はデビューしていくまでの過程
秋はメンバーの苦悩や苛立ち別れ、そして冬に主人公フランキー・ヴァリにとっての大きな転換を。
季節ごとに4人のメンバーが立ち代りこちらに向かってナレーションをするのも印象的(あくまでメンバーの証言をもとにストーリーを作ったため観客に真実を委ねるためのものでもあるとか)。


幸せになれる映画かと聞かれた個人的にはそうでもなくCan’t Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)が作られるまでなんか悲しみのどん底に落とされた気分。
ただ、最後のラストシーンでは卑怯だと思いつつも温かい気持ちになってしまう。
こてこてのミュージカル映画が苦手な人にもお勧めできる作品ですね。


Can't Take My Eyes off You - Frankie Valli and The 4 Seasons

sherry